2016年2月6日土曜日

算数が得意な子の脳の使い方



こんにちは。FLAPS町田鶴間校です。

本日は、数学が得意な子と、苦手な子の「脳の使い方」に注目していきたいと思います。

私たち講師は、意識を変えることで自分から勉強に向き合ってほしい(→自分力)と常々考えて生徒たちと接しています。しかし、「挑戦した→できた→嬉しい→もっとやろう」というサイクルが自分力を育てる以上、「できた」という経験を作らなければなりません。

そのため、「どうしたら出来るのか」という「方法の勉強」もするのですが、色々な本や記事を読んでいると、面白い事実が見えてきました。

それは、「算数は脳の一部を使う訳ではない」 らしいという事です。これは、勉強の中でもかなり特殊です。

たとえば国語なら言語や感情をつかさどる部分、美術なら視覚をつかさどる部分、というように、脳のどの部分を主に使うかがある程度特定できるのですが、算数や数学の場合は、そうではないらしいのです。

ある脳の損傷研究でわかっているのは、「脳のどこが壊れても、ちょっとずつ算数や数学の能力が下がるということ。」 つまり、算数や数学の問題を解く際には、脳の複数の部分を同時に働かせていると考えられるのです。

では、その複数の脳の使い方はどうなっているのでしょう?

ずばり、「順番に使っている」のだそうです。
そして、その順番を知っている状態が「解ける状態」、順番が分からない状態が「解き方が分からない状態」ということです。
つまりポイントは、「脳の中に問題を解く回路ができているか」どうかです。

解けない問題が解けたとき、カチッと何かがはまったように感じて、すっきりした経験があると思います。これが、回路がつながった瞬間です。
一度解いた問題が簡単に解けたり、短時間で解けたりするのは、この回路が出来上がっているからです。

そのため数学は、「この回路を作るために、色々な問題を繰り返し解く」という当たり前のことが、やはり大切になってくるのです。

そしてこれには、更なるメリットが存在します。
それは、「一つ問題を解く回路が出来上がれば、それに似た問題に対処できる」ということです。基本の回路ができているので、一から考え直す必要がないのです。応用が利くということです。


では最後に、この回路を作るのは大変なのでしょうか。
答えは、「訓練すれば誰でもできるようになります。」
算数や数学は、生まれつきの能力ではなく、どれだけその回路を多く育てられるかです。


一つの方法は、頭の中で考えて答えが出ないとき・・・手を使うことです

答えが出ないときは、脳のどこを使えばいいか迷っている状態です。そんな時は、頭の中だけで考えるより、指を折って数えたり、図に描いたり、式に起こしたりすることも必要です。また、思考が脳の同じ所だけをグルグルと回っていることもあります。手を動かすことは脳の違う部分を動かすことになるので、思考も違う所に動かすことができるのです。

算数ができる子は、わかっていることをすべて書き込んだり、文章を図にしたりしています。これは、脳にも刺激を与え、回路の続きへ導くことになるのです。


どうでしたか?
普段はあまり意識することの無い、算数・数学の「脳の使い方」についてお話させて頂きました。このような本や記事を読みよく感じるのは、「このやり方はOK、このやり方はダメ」ではなく、「どんなやり方を使ってでも(時には手を使ってでも)、脳を動かし続けること(→チャレンジ力)」が子供たちを育てるのだな、ということです。

子供の考え方に様々なヒントを与えながら、心身ともに成長させられるよう、私たちも成長していこうと思います。